壮行練習

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恥ずかしながら帰ってきました、FM09です。

いよいよ来週はデンタルカップ。松戸ミラーズの2019年初陣です。今日は試合前最後の4時間練習。どんな練習をやるのか楽しみ楽しみ。

なんだけど、日曜チームの試合でいつのまにか右足踵もしくは踵周辺の腱を損傷してしまったようで右踵が痛くて体重をかけられません。4日あるので痛みが引くかと楽観していたけれど前日になっても治らず。

だからせっかくの4時間練習なんだけど今日は消化不良になるかもなぁと思って就寝した。

朝5時に起床し野球の準備をする。4時間なので練習時に着るユニフォームは2着持っていこうと思っていた。いつもだったら西武の山川か中村のユニフォームを第一に手に取っているけど今日は・・・・・・。

松戸ミラーズのユニフォームを手に取っていた。

ユニフォームを卸した時以外、練習試合の時にしか今まで着た事のないこのユニフォーム。今日はなんか着てみたくなった。土曜日のナイターは用事があるので珍しく休み。だから今日の練習がFM09が参加するミラーズのデンタルカップ前最後の練習となる。

以前ブログでも書いた通りFM09はユニフォームによる攻撃力強化という科学的にはナンセンスな信仰を懐いている。逆にそのせいかFM09自身のユニフォームである松戸ミラーズのユニフォームは自分自身を信じ切れていない状態だと攻撃力強化の属性が無い。

それでも今日の練習ではこのユニフォームを着て練習したくなったんだよね。デンタルカップを一緒に戦う事はできないけれど、松戸ミラーズに参加する意思の表明として作ったこのユニフォームを着て練習したくなった。

壮行練習みたいなもんかな。みんな頑張れって。

まぁ、右踵を負傷していてまともな練習が出来ないくせにそんなことを言っても・・・・とは若干思うが、自分にとっては今日の練習がデンタルカップの参加と同義のようなものなのだから。

で、どうせ汗だくになるので途中で着替えるセカンドユニフォームはどうしようと考えたけどもうめんどくさいから山川、中村、根尾の3つを詰めた。

今日の練習はデンタルカップ前最後のFM09が参加する練習なのでもう一つ重要な意味があった。バットをデンタルカップに持って行ってもらうように誰かに渡す必要がある。自分のマイバットをふるさと納税で手に入れたケンセーセンセーだけど、それとは別にFM09のバットも気に入ってくれている。少しでもデンタルカップの力添えが出来るのなら何でも貸しますよ。それに最近FM09の打球の飛距離が伸びているのは間違いなく「ギガキング02」のおかげです。それ以外に特に打球の飛距離が伸びる理由がないから。ちょっと重いな、という感覚に慣れるまで2か月かかったけど今ではもうなくてはならない相棒となっている。バット自身に間違いなく飛距離を伸ばす能力があるのを実感しているので、もしこれを使って長打を狙いたいという場面があった時にこのバットがみんなの力になって欲しい。

だから22日の大雨が降った時にはどうしようかと思った。木曜日の練習が中止になっちゃったら渡す場面が無いじゃん!って。しかも今日はキャッピーから肉BBQの時に役には立たなかったがお貸しした椅子3脚も返却してもらう約束になっていたので心配していたんだけど、練習やる気の鬼ツカポンタンが松戸運動公園の整備のおっちゃんたちをVIP対応で接待したおかげか、ぬかるんでいるけど練習ができる事になった。普段からキーパーソンと密に接していると融通が利くという良い事例なので、新社会人達はよ~く覚えておくように(見てねーよ、こんなブログ、新社会人達はっw)

絶対ツカポンタンは(ΦωΦ)って顔してると思う。もしくは計画通りって夜神月の顔だ。

松戸運動公園までの車の車窓から今日は快晴になりそうだと直感した。朝6時の時点ではまだ外は涼しい。が、これが11時まで上昇曲線を描いていくだろうと容易に想像できた。

汗っかきのFM09にとって快晴は天敵なんだよなぁ。快晴のハーフマラソンでは必ず足が攣る。汗をかいて水分と共にミネラルを失い血液中のイオンバランスが崩れるからだ。今日は右踵を故障しているのでそんなに動かないとは思うがそれでも注意しないと、と思ったので途中でビッグAによった。

朝飯として冷凍食品のお好み焼きを食してきたFM09的にはセブンイレブンには今日は用事が無い。ぶたた&焼きそばなどにはピクリとも食指が動かない。なのでビッグAに寄ったのだ。あんまり飲み物を購入してもぬるくなって不味くなるので2Lのアクエリアスを1本、あとは疲労に効くキットカットを2袋かって全体に提供する事にした。その一方で1.5Lのブラックシュワシュワの「ボクは買ってくれないの?命の水って言ってたじゃん、買ってよ、飲んでよ、見捨てないでよ」って思念波がなだれ込んできたのだが、心を鬼にして「ごめんな、今日は暑くなるからブラックシュワシュワは松戸運動公園隣の自販機でキンキンに冷えたの買うわ」と何気にヒドい思念波で返答した。これでは普段甘言で依存させ、いざとなると暴言で相手を傷付けるDV男ではないか!

ブラックシュワシュワとの思念波のやりとりでFM09は「あぁ、もうそんな季節なんだな」と去年を懐かしく思い出していた。

去年は相当な回数、保冷バックと保冷剤で色々持ってきたっけ。そろそろ今年も冷え冷えグッズの時期が来たなとは思っていた。だって今日、空調服持ってきてるし。ふふふ。(ΦωΦ)

買い物を終えるとさっさと松戸運動公園に。今日は4時間練習の後、東京に仕事に行くのでその荷物を積んでいる。天気予報では気温がかなり上がるらしく、普通に駐車していると荷物が痛んでしまう。松戸運動公園には駐車場横に大きな木が茂っている所が1か所あってそこに車を止めれば数時間は直射日光を避けることが出来る。案の定、車は疎ら。駐車しているのは3、4台でお目当ての場所に停める事が出来た。

でも上には上がいて、ナカザーが既に到着していた。速えぇっ。こりゃキャッピー不在の穴を真剣に埋めようとしているな。さっそく荷物を目ざとく見つけると自車に乗せ換えようと蠢動し始めた。とは言え今日は余裕のFM09。だってナカザーの車には43インチのTVなんて載せられないしー。(ΦωΦ)

今日は結構、人が集まっていて賑やか。激レア参加の三国先生も来てるし。

ツカポンタン
えふわらん
田中先生
三国先生
山本先生
殿
キャッピー
つかさん
ナカザー
Jr
FM09

ほら、11人もいる!(実はこの後、芳川きんにくんも来るので延べ参加人数12人という賑わいだった)

やっぱりカップ戦ともなると、みんな練習したいんでしょうね。野球の練習って感じ。普段とは異なる参加構成に新鮮な気持ちに。

一方、FM09は右踵に体重をかけられないという通常であればドクターストップ状態での強制参加。ずっと右踵を上げっぱなしなら何とか痛みは回避できる感じ。なんでそこまでして練習に出るのかなって普通に思われるかもしれないけど別に普通の事じゃないかな。練習が義務ならそりゃ休む口実になるだろうけど、こっちはやりたくてやってるんだから普通に出るよね。それに最近エンタイトルツーベースとほぼほぼホームランと信じられないくらいにビッグウェーブがやって来ている。この波に乗らない手は無い。

つーても最初のキャッチボールはFM09はやっぱり間に合わない。GoProの設定したり、買ってきたキットカットを展開したり、水分補給という事でアクエリアスを飲んだり(えっ、まだ運動していないのに水分補給するの?って驚かないで。これFM09のデフォですから)色々やる事があって忙しい時間帯なんだよね。

そもそもまだこの時点でジーパンに作業着と、野球のユニフォームすら着ていないから、FM09。

みんなキャッチボールをやっている時にモタモタモタモタやっと着替えをしだす有様。アンダーシャツを着てお待ちかね(誰がだ)松戸ミラーズ60番のユニフォームを着る。ミラーズの帽子を被って準備完了。

その信じられない光景にえふわらんが驚愕する。「えっ、FM09が松戸ミラーズのユニフォーム着てるっ、うそっ、マジでっ!? どーしちゃったの、ちょっとっ!」

真剣に驚いている。そりゃそうだろ、ユニフォームを作ってからFM09がこの格好をしたのはおそらく3回目。1年3か月で3回目だ。平均すると5か月に1回の割合。着もしないのになんで松戸ミラーズのユニフォーム何か作ったんですか!って言われそうだけれどそもそも良く考えてほしい。松戸の先生達だってデンタルカップが無かったら松戸ミラーズのユニフォームを着る回数なんてFM09の回数に毛が生えたようなもんじゃないの?むしろ5か月に1回も着てたんだこのユニフォームって感じの驚きですよ、こちらとしては。

何度も言うけど今日はFM09にとっては壮行練習。来週、死地へ赴く松戸ミラーズナインへの手向けの練習なのだ。であればこのカッコウ以外にするべきカッコウは無い。そう考えるとこのカッコウも中々乙なモノだなぁと思えてきた。XOサイズなのにキツいけど。

最初はトスバッティング。

最近ご無沙汰の基本練習。人数が多いからやるのかな。時間の余裕があるからやるのかな(いや、必要だからやるに決まってるでしょ。でもじゃあ最近やらんのは何故・・・・)

でもこれ、FM09にとって苦手な練習なんだよね。三国先生に色々教えてもらったけどもう全然当たらない。どんな球が来ても芯に当てるためにはトスバッティングがきちんと出来ないとダメなのはわかってる。西武の春季キャンプを楽天TVで観ていた時だって、栗山と中村のめちゃ上手いトスバッティングを感心しながら観ていたのでそれはわかっている。

でも出来ないのよこれが。自分でやると。今日何か教えてもらった事を意識してやろうとするあまり、ボールにかすりもしなくなってんの。基本が出来ていないから基本に忠実にやろうとすると全然出来なくなる。11年野球をやっているのに本当に素人レベルから脱却できずにいる。

基本が出来ずにしょぼんとしていたら何処からともなく追い打ちの声が聞こえた。「あーあ、これでホームラン打てなくなったな」

ふん、誰にでも苦手なことはある。それが野球という分野ではFM09はそこらへんの経験者よりちょっと多いだけ。基本がこんなんで悪いが、それでも最近はなんだかわからんがボールを遠くに運ぶことだけは調子が良い。だからこんな事でめげたりはしない。とはいえどんなボールでも芯で捉えられるようにしておいた方が良い事は良いんだよなぁ。

次は内野ノック。

これはもう今日はノック側に回る事を最初から決めていた。殿がノックしてくれる準備をしていて最初はそれに流されそうになったのだが今日はノッカーを譲ってもらった。謝謝。

殿の方がノックのバリエーションがあって練習になる事は重々承知しているけど、今日FM09右踵がこんなだし、いつもノックをやってもらってる殿にも練習してもらいたいし。今日はこんなことでしか貢献できそうにないから。

という事で打ち分け技術の無い恐怖のFM09ノッカー内野ノックが始まった。内野諸君、あんまり近寄るなよ、火傷するぜ、ふふふ・・・(ΦωΦ)

サードにえふわらん、田中先生。
ショートに、つかさん、山本先生。
セカンドに殿
ファーストにキャッピー、ナカザー、Jr

ホームにFM09、三国先生、ツカポンタンという配置。

あれ?なんでセカンドは殿一人?デンタルカップを想定したら、初戦はナカザーかJrがファーストをやるのでキャッピー、セカンドに行ってあげた方がいいんじゃないの?根っからのファースト住人ですな。

一応思った方向へはだいたい打てるけど、狙って芯に当てたり外したりができないFM09のノックは本人も打ってみないと何処にボールが飛んでいくか、また強弱や角度もナチュラルランダム。バッティングセンターで言えば「ランダム」というコース選択スイッチが入ったまま壊れて戻せ無くなっている状態と考えていただきたい。

内野ボール処理をしてホームバックの練習と内野ボール処理をしてゲッツーの練習を行った。サード、ショート、セカンドに送球の苦手な人がいないなぁとみてて思った。普段だとここにFM09やナカザーが入ってくるのでファーストがサンドバッグにされるのだが今日はわりかしスムァアーーーートでウェクスゥエレントゥーーーーーって感じ。だけど突貫ファーストがいる分、ファースト側の処理にもたつきがあるかなって感じ。最初はみんなもたつきながらファーストとして大きくなっていくんだよね、キャッピーみたいに。キャッピーは勘違いしてファーストとして大きくなるんじゃなくて体格として大きくなっちゃったみたいだけど。

今日は怪我人だけど松戸ミラーズの練習をサポートに来たお助けマンとして練習を担いたいので調整に苦慮しながらも一生懸命頑張った。そのうちにコツを掴んできたので基本は「ランダム」ではあるが、まだ納得できる範囲の「ランダム」内野ノックを演出できたのではないかと自分的には及第点を出している、キャッチャーゴロ以外。

キャッチャーゴロはしくじっちゃったんだよね。どうしくじったか。

まず最初の1打でツカポンタンと目が合った。目と目で通じ合った。行くぜ。おうよ。ってな感じで。でも意思が全然通じ合ってなかったみたいでFM09の目を見たツカポンタンが何故かビビってた。超絶至近距離から容赦のないキャノン砲が来ると直感して体が硬直して動けなくなったとか。ヘビに睨まれたカエルって奴?

そんなに見境無く無加減に打ってる?・・・・・・・打ってるかw

バットにボールを当てようとするとツカポンタンが微妙に後ずさっていたので犬にボールを放るみたいにキャッチャーツカポンタンの前に「ほら、ボールだよ?」「ほら、怖くない!」気分はナウシカ的にテトにボールをトスした。
テトは嬉しそうにそれをセカンドに投げてたっけ。全然届いてなかったけど。
キャッチャーゴロはうまく出来なかったな、今回の内野ノック。お手本も見せてもらったし次はテトにちゃんとボールを渡せたら良いのだが・・・。

最後の方は三国先生も中々内野ノック上手いって言ってくれたし。褒められた時は有難く真に受ける様にしている。最近の子は褒めて伸ばすというし(最近の・・・子!?)

少し休んで次は外野ノック。

早くも正念場が来た。外野まで飛ばさなければならないキツいお仕事・・・・・と普通なら思うだろうが自分でも不思議なくらい「じゃ、次は外野ノック」というツカポンタンの言葉を聞いた時に気分が高揚した。武者震いした。ヨダレをたらし始めた。下手したらニヤッと笑っていたかもしれない。ここだよ、右踵を怪我してる今、ここにピンポイントで照準を合わせてきたんだよ。恐怖のFM09ノッカー外野ノックと行こうと思う。史上最悪の無慈悲な攻撃が松戸ミラーズを蹂躙する。外野諸君、ちゃんと後ろに下がっとけよ、火傷するぜ、ふふふ・・・(ΦωΦ)

いや、この考えの時点でお前、守備についてる松戸ミラーズの先生方にまともに練習をさせてあげようと思ってないだろってツッコミが聞こえた気がする。鋭いですね。正解です。もうね、ちょっとロコ的な言い方しちゃうと外野に打球を何度も飛ばせる事に目が血走っちゃってるFM09のマイケル打撃と言われてもしょうがない展開になります、ここから。見境なしに近寄っていくロコと見境なく強打し続けるFM09といったい何処が違うのか。ここからしばらく制御不能状態に。外野に飛ばしながらその気持ち良さに半分恍惚としちゃってますから。ヤバいです、ちょっと。

とりあえず外野ノックを打つ前に三国先生には芯にボールを当てる事の大切さを、ナカザーには骨に痛点は無いので踵が痛いのは骨膜と筋が剥離しているからだからピキーンとなったら絶対に安静にすることを聞かされた。痛点だの骨膜だの剥離だの医者っぽい言葉をナカザーから聞くと違和感があるけど歯科医師なのだから解剖もするし人体の勉強は一通りしているだろうから医療の知識があるのが当たり前なのだ。違和感とか言う方が失礼ですな。失礼の塊、FM09です。

外野ノックの体制はレフトにえふわらん、三国先生。センターに田中先生、ライトにナカザー。とりあえずそこへフライかライナーを飛ばすのが今回のFM09の役割。外野はボールをキャッチしたらそれを内野に返球する所までが外野ノックの練習となる。

FM09はとりあえず外野までボールを飛ばす事だけを考えるというまさに理想のポジション取りだ。一生ここに居られればと思う。

外野ノックを開始するとこれが中々難しい。スカったり、ゴロだったりとフライを上げられない中々のスロースターターぶりを披露する。それでも段々とコツを掴んでくるとそこからは一直線に調子が上向いてくる。外野へ打球を飛ばすことは普通にできるようになってくるので後は方向を間違えないように、なるべく守備位置の近くに落下するように打つことだけに専念する。

やってて気が付いたのだが外野ノックって

体から離れた所にトスして打つと飛距離が伸びて着弾コントロールが難しくなる。

体から近い所にトスして打つと着弾コントロールが上がって飛距離が落ちる。

どちらが外野ノックとして適当なのか悩む所ではある。体から近い所にトスした場合でも外野までは飛ぶのでバットコントロールがしやすい分こっちの方が適切なんだろうなと感じている。ただ外野の頭上を越していく飛距離の打球を打つ場合は現状のFM09の技術だと体から離れた所にトスしないと飛ばせない。ま、どっちか、という事ではなくその2つを混ぜてやると有効な外野ノックが出来るんだろうな、という結論に、いま頭の中で至った。どっちも大切でどっちも有効な打撃方法ということだ。

でもね、こういう冷静な思考になれるのは物事を俯瞰してみれる状態であればこそで、外野ノック中はとにかく勢いに任せてガンガンガンガン打ちまくっていた。右踵に体重がかけられない中で良くあれだけエネルギッシュに打ち続けたなと我ながら呆れてしまう。とにかく外野へ、守備の人達の所へ届け、この打球って感じで。前回はフリーバッティングで出たエンタイトルツーベースが今回はこの外野ノックでまたしても出た。ライトを守備するナカザーに打ったボールがナカザーの頭上を大きく超え、ライトフェンスを越えてエンタイトルツーベースとなった。今まで1度も打ったことが無いエンタイトルツーベースをこの5月で2回打ったことになる。これは偶然ではなく飛距離自体が間違いなく伸びているのだと確信できる出来事だった。

とにかく前へ!遠くへ!力強く!高く!パワー!って感じで何分間打ちまくってたんだろ。雑念無くとにかくハードヒットする事だけを考えていたら知らぬ間にゾーン状態に入っていたって感じ。FM09の瞳から光線が出ている事からも間違いなくゾーンに入った事がわかる。結構な確率で外野へ力強い打球を打つ事が出来ていた。

まぁ前述したように遠くへ飛ばすことはできたがまともな外野ノック練習になったかは甚だ疑問が残る。バックホーム練習で外野の頭を抜いてしまっては練習にならない。中継しないとホームに返せないから。そういう時は浅い外野ポップフライを打たないと。と、今でこそ思い至るのだが如何せんゾーン状態入っているFM09がそれに気が付く事も無く外野ノック練習は野球頭の悪いFM09の暴風が吹き荒れ、通過して終わった感じ。台風一過には実のある成果が一つも残っていなかった。

こんな外野ノックでミラーズのデンタルカップ準備の役に立てたのだろうか。FM09が理解できないだけで何らかの成果が実っていたなんてことには・・・・・・・ならないだろうな、やっぱりw

とりあえずこの外野ノックでノッカーも守備陣も疲弊しきったので一旦休憩をとる事に。FM09はアクエリアスをがぶ飲みし頭から水を浴びてリフレッシュした。頭から水を被るとなんか高校生の頃を思い出す。体育館でバドミントンの練習に汗だくになって休憩するときに良く頭から水道の水をかぶったっけ。野球の練習の時にもほんとに暑いときは頭から水道の水をじゃぶじゃぶかける。ほんの少しだけ青春の残り香がする瞬間だ。オッサンになった今でも。

そして温んだアクエリアスだけでは癒しきれない渇いた喉を潤すため、球場外の自販機でキンキンに冷えたブラックシュワシュワを購入して飲む!

かーーーー、この瞬間のために生きている。

こんなチープで最高の満足感に身を委ね、幸せを感じてしまう。この時を存分に楽しもうと心から思う。

ちょっと疲れたのでキットカットをちょっとカット。糖分を補給する。ツカポンタンが友人から対治療の物々交換として貰っている塩タブレットをポリポリと食す。これでほんの少し体を休める事ができたはずだ。

と、ここで今は冷静な思考になっているので書いてみますが、なんで炎天下の運動になると予想しておいて、ハーフマラソンの時に用意する足攣り防止のサプリメントやローションを持ってこないのかと思ってしまう。持ってることは持ってるのに。ヴァーム系の経口エネルギー源とかミネラル補給系のサプリメントとかマグネシウムローションとか。それらを持ってこないで、持って来るものはチョコですよ、FM09は。運動をなめてるだろお前!と言われても反論できない。

炎天下の4時間練習はこの時丁度折り返し地点前の9時ちょっと前。ゾーン状態で外野ノックを行ったFM09。ゾーン状態が体力を著しく消耗する事は「黒子のバスケ」で知っていたのに身を任せてしまうという致命的なミスを犯していた。

FM09にボールを渡すツカポンタンが最初にFM09の異変に気付いて冷や汗を浮かべる。
「えっ、ちょっ・・・・あのFM09の瞳・・・ま、まさか・・・・・ゾーンが・・・切れてるっ!?」FM09の瞳からはあの光線が消えていた。

外野ノックの終了と共にゾーンが解けたFM09の肉体に、あと2時間の運動余力など残っていようはずも無かった。

残り2時間の死闘が始まる。

本来この日は2時間練習だったはずだ。だってFM09の予定表には今日の11時には東京の作業場所に移動しているはずだったから。

LINEにてこの日の練習が4時間練習に変更になった事を知った時に驚きとともに嬉しさもあった。どうせ練習をやるなら4時間みっちりやった方が移動時間が無駄にならない。それに25日(土)の練習はFM09は不参加なので4時間練習できればその日も出たことになるじゃないか!(なりません)

後から殿に聞いたら結構前にこの日は4時間練習になったとアナウンスがあったとかなかったとか。FM09は聞いた覚えが無いのだが殿は聞いていたらしい。FM09、相変わらず人の話を聞いていないようだ。

想定外のエクストラ練習もとりあえず14時までに現場に到着すれば良かったので当然参加。史上初の松戸ミラーズユニフォーム姿で4時間連続稼働することになった。

次の練習はフリーバッティング。今日は人数が多いので賑やかなフリーバッティングになりそうだと思ってあたりを見回してみると・・・・・あれ?山本先生がいつの間にか居なくなっている。そう言えば外野ノックの時にも居なかったような・・・。いつの間に姿を眩まされたんだろう、彼奴め、忍者かっ!?

最初のフリーバッティングはつかさん。ところがGoProが熱中症を起こしていて撮影できていなかった。とんでもない失態だ。つかさん、申し訳ない!

つかさんの次のフリーバッティングはえふわらん。

えふわらんはあっちにふらふらこっちにふらふら移動しまくる。社交ダンスでも踊っているみたいに。両方打てる人はいいね、楽しそう。FM09も打席を右に左にふらふらしてみたい。

えふわらんの次のフリーバッティングはキャッピー。

今日のキャッピーはバッティングよりも名言が光った。序盤、キャッピーのバッティングの調子が中々良いのを見たえふわらんの「キャップ、練習に来ない方が当たるんじゃない?」というイジリに、キャッピー「練習は、し過ぎちゃダメ」との貫録の言葉。つまり過ぎたるは及ばざるが如しという事か!うーん、ミラーズってそんなに練習してたっけかな・・・。とにかくもうこの掛け合いを聞いた時点でキャッピーのバッティング動画を見るのは止めた。もう充分楽しませてもらった。おなか一杯。

キャッピーの次はJr。

序盤まで見て結構良い当たりをしていたんだけど、サードに飛んでくる打球が多くて見てて胸が苦しくなった。右踵を負傷していて満足に動けないFM09に容赦なくハッパをかけてくる三国先生!つい動いちゃうのだけれどやっぱりそこは怪我人。まともに動けず股下トンネルしたり酷い醜態を晒している。しょうがないのでそっとじ。

Jrの次はナカザー。

ナカザーのバッティングは小気味良くフェアグランドに飛んでいた。うまくボールに合わせて弾く感じでヒットを量産していた。前十字靱帯を無くしたイチローとでも呼称しておくか!デンタルカップでもヒットが期待できそう。一方、FM09はサードとショートが天職認定された。

ナカザーの次は三国先生。

水飲みやバッテリー交換のタイミングが重なり外野が一人しかいない状態でバッティングが開始。いきなりセンターに打球が飛ぶという鬼具合。迷うことなくマイバットのギガキング02通称コカ・コーラキングを手に取るあたりやはり三国先生はわかってらっしゃる!

三国先生の次は殿。

殿はTバッティングは意味不明の下手さだったりするんだけど、フリーバッティングはソツが無いっていうか経験者故の対応力の広さで芳川きんにくんの投球を打っていく。この日も良く当たっていた。後半三国先生がギガキング02通称コカ・コーラキングを使った事で気をよくしたFM09が半ば押し付けるようにギガキング02通称コカ・コーラキングを手渡して迷惑をかけてしまった。図々しいにもほどがある。殿のバッティングを邪魔してしまった。ワクテカして渡してしまった。今は反省している。

殿の次はFM09。

外野ノックの終了と共に既にゾーン状態が解けているFM09。他者フリーバッティング時の守備を見てみてもスピードも切れもパワーもなく体力が尽きかけている事がわかる。ゾーン状態のFM09は風下の住人にマー油を漂わせたりうずらを配布しまくったり良くも悪くも何かをやらかすが、通常時のFM09はただの野球素人。今日のフリーバッティングでも芳川きんにくんの投球に中々合わせる事が出来ずに何本か良い当たりがあった以外は外野に飛んでいかなかった。残念。そのかわりに三遊間を破る打球はいつも以上にあったのだが、FM09が目指している打球とはちょっと違う。いや、試合ではヒットになれば何でもいいんだけどさ。これ練習だしね。

FM09の次はツカポンタン。

守備陣のポジショニングがアンツーカ近辺で舐めた配置。木製バットを愛用する大学野球部出身の矜持を逆撫でされたツカポンタンが本領を発揮した。やはり野球部出身の芳川きんにくんの投球に経験者同士高めあうのだろうか。木製バットでガンガン打ちまくってました。監督兼雑用係兼攻撃の要、デンタルカップでもガンガン打ちまくっちゃってくださいね、ツカポンタン!
それと自打球には気を付けて!代わりが利かないんだから!

ツカポンタンの次はラストの芳川きんにくん。

芳川きんにくんが選んだバットはツカポンタンの木製。やはり本格派は木製を選ぶ、という事か。軽く素振りをしている光景を見ているだけでバットがブンブン音を鳴らしている。羨ましい。マネしたい。バッターボックスでのスイングを見ていてもバットをぐるぐる回してタイミングを取り、いざインパクト!という時のスイングの速さが凄い!迫力が違う。これで本人は守備の人間っていうのだから嫌になってくる。このいかにも打ちそうで迫力のあるスイングをする人が守備の人間ってさ。バッティングが一番楽しいって言って自分の中では攻撃の人間だと思っているFM09は立ち位置がわからなくなる。
あとゴメン!熱中症のGoProのせいで途中で動画が切れていた。今度迫力のある芳川フリーバッティング、完璧に撮りますよ!

とりあえずこれで全員のフリーバッティングが終わった。

気が付くと忍者山本、つかさん、えふわらん、キャッピー、三国先生、田中先生と結構人がグラウンドから撤退していた。

今残ってるのって

ツカポンタン
ナカザー
Jr
殿
芳川きんにくん
FM09

の6人か?

この時点で10時25分。練習時間も残り30分となっていた。

最後に残った人間で内野ノックをもう一度やろうか、という事になり内野の守備に散らばった。今回のノッカーは芳川きんにくん。

ゾーン状態の解けて久しいFM09の体力ゲージはもはや0。「もう練習はやめてっ、FM09のライフはとっくに0よ!」と誰かが言ってくれれば自重したかも知れない。それでも本人、まだライフゲージが底をついていることに気が付いていないので三国先生に天職認定されたサードにポジション取りしてしまう。サードはFM09の背番号60番師匠、中村おかわり剛也師匠の守備位置であり60番を付けている限りここも守れるようにしておかなければならないとは思っているが送球に難があるFM09がこのポジションをこなせる確率は埼玉西武ライオンズのルーキー、山野辺がサードのポジションをこなせるようになる確率よりも低いと言わざるを得ない。山野辺も送球に難がある。早急に直してほしい。

内野ノックが始まってすぐにFM09は自分のライフがすでに底をついている事に気が付いたが時既に遅しであった。

「はいFM09、前前前前」と芳川きんにくんが指示するが、左足太ももに異変を感じ始めていた。なんか攣る直前のような怪しい雰囲気を感じる。それでも何回か頑張っていたのだがついにその時が来てしまった。

足がピクピクって痙攣し始めた。なんか太ももの中にエイリアンが居て、今にも生まれだしてきそうな感じ。体内に異生物が身を宿しているようなどうすることもできないもどかしい感じ。ピクピクピクピクと太もも裏の筋肉が攣り始めていた。

監督兼雑用係のツカポンタンが雑用係属性でFM09の足を伸ばしに来てくれた。有難かった。伸ばしてもらってちょっとは収まったのだが今日のエイリアンはもう外に出たくて出たくてしょうがないって感じで完全には収まる気配が無い。ピクッ、ピクっと常にその存在をアピールしてくる。

まだ完全に攣ったわけではないのだが「どうしようかな、攣っちゃおうかな、それともやめよっかな」みたいに自分の足に弄ばれているような気分。たぶんこの状態で少しでもダッシュでもしようものならその瞬間にエイリアンが生まれてくる。攣るだけならまだ良いがFM09毎年恒例のミートバイバイになったら松戸ミラーズにもファミールハイツにも野球観戦にも影響が出てしまう。

そうなると今後の予定が大幅に狂ってくる。絶対にミートバイバイになるわけにはいかない。くそっ、どうすれば!?

そうやって頭で必死に対策を練っている時、すでに体は解決法を見つけ自然と実践していた。気が付くとFM09はグラウンドに寝っ転がって見学モードになっていた。うつ伏せになりまるで休日のリビングで映画を見ながらゴロゴロしているメタボのおっさんの如く(如くっていうかメタボのおっさんなんだけどさ)みんなの内野ノックの練習を映画さながらに見学していた。

野球の練習からはこの時一切、遊離していた。目の前の練習光景がまるでスクリーン越しに行われているように他人事になっていた。この勇気ある切り替えがFM09を絶体絶命のピンチから救うことになる。

練習中に大変屈辱なのだが芝生の上でゴロゴロしていた。平穏な世界。なんか声出して頑張っている人たちがいるなぁとボケーっと休んでいた。相変わらずFM09の太ももの中のエイリアンはぴくんぴくんと脈動を続けている。だが先ほどのように生まれだしてくる気配は落ち着いた。脈動自体も弱く落ち着いてきた。だが足に力を入れて立ち上がろうとするとまだミートバイバイへのエスカレーターが動いている感じ。

しょうがなかった。真面目にこんなことをする羽目になるなんて・・・。

芝生の上をゴロゴロと樽が転がるようにとりあえずグラウンド外に出る事にした。いつまでも中村おかわり剛也師匠の神聖なるポジション、サードに寝っ転がっているわけにはいかない。1回転して一休み、1回転して一休みを繰り返しながらファールラインを超えた。もはやユニフォームに泥や炭酸カルシウムが付くとかそんな事を気にしている余裕は無かった。

ファールグラウンドに出たのでとりあえずゆっくり休んだ。早くアクエリアスやブラックシュワシュワで水分をとりたいが急ぐと攣る、ミートバイバイする、絶対。それに横にゴロゴロ回転していたらすげー気持ち悪くなっていたのでもう横回転は使えない。なのでここからはほふく前進に切り替えてベンチを目指した。なんか自衛隊員の訓練みたいになってきた。これがいたって真面目な行為なのだから却って笑える。格段に歩みの速度は落ちたが少しずつベンチに近づいてゆく。

「FM09、なにイモムシやって遊んでんの~?ちゃんと練習しろ~」ナカザーの声が飛ぶ。

うるさい!!

高校の妙高高原夏合宿以来の真剣なほふく前進に茶々入れるんじゃあない!

あの時はOBの酷いシゴキに蒸し暑い体育館でゲロ吐きそうになった。今はグラウンドでミートバイバイしそうになってる。FM09がほふく前進する時はいつもロクな事態じゃあない。しかも腕に筋肉が無いのに体重だけはあるから罰ゲームも甚だしい行為なのだ、この足を使わない(使えない)ほふく前進は、FM09にとって。台車型のセグウェイを同じ境遇の人のために開発したい。又の名を全自動タンカ。重心移動で電動で進む台車に横たわるメタボおっさん。凄いシュールな光景だ。気に入ってグラウンド中、横たわったまま運転しまくるかもしれないけど。

次にグラウンドを使うグループが居たらこの光景を間近に見て何を思っただろうか。居なくて良かったよ。SNSにアップされても困るし。

そうこうするうちに練習していたツカポンタン、Jr、ナカザー、殿、芳川きんにくんが帰ってきた。日常と非日常が交差する。汗だくのほふく前進でだいぶベンチが近くなった中、いつまでも自衛隊員ごっこをしているのも恥ずかしくなり意を決して立ち上がった。・・・・・・うん、大丈夫みたい。良かった。

今日の練習はこんな感じで終わった。壮行練習という事でFM09なりに内外野ノックを頑張った。FM09が今松戸ミラーズのためにできる事はこのぐらいです。

魂は込めた。

バットも渡した。

人事は尽くした。あとは天命を待つだけなのだよ。

さあ、頑張ってこい!松戸ミラーズ!朗報を待ってる!

勝てなくても練習の成果を思いっきりぶつけてこれたと思えればそれが朗報だぁっ!

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