196GBの天使

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まだ4分の1しか見れてないんだけど・・・ヤバい、なんかアヒル、じゃなかった白鳥のブサ可愛さと基本間抜け系な癖にキマッた時の神々しさがクセになってきました。オグレラです。

白鳥って高貴な存在だと思ってたんですが、現地に行ってそうじゃない事がすぐにわかりました。高貴というよりはどちらかというとファニーな感じでした。ぼてっとした胴体に短足な足。ドタドタと走って加速しないと飛び立てない重量ゆえ、飛び立つ直前の加速はもう必死の一言。写真を撮ってみてわかったのだが、その加速が案外凄い。水しぶきが跳ねている跡が5か所ぐらい写真に写ってるのでしぶきが上がってそれが水面に落ちるまでに5歩は走っている計算だ。あのぼてっとした体でその加速は飛び立ちたい一心で必死に加速する白鳥の健気さが伝わってくる。グッと来るものがあった。

決してスマートじゃない。だけどちゃんとそのブサイクな加速で飛び立っていく。まるでブサイクなバッティングフォームで必死に長打を狙うオグレラのようでした。

白鳥は見る角度、見るシチュエーションでその表情が変わる。

水面を泳ぐとき。

求愛をするとき。

誇示するとき。

喧嘩してるとき。

飛び立つとき。

着水するとき。

飛び立った直後。

旋回するとき。

様々な表情を見せる。

そんな白鳥たちのバラエティーに富んだ表情を見てもらいたくなってブログに書きました。可愛い白鳥たちを是非ご覧ください。なんかオカメインコに狂っている伊藤くんみたいだ。

でもね。6時間も一緒にいれば愛着も湧いてくるってもんでしょ。写真を見て振り返ってみれば尚更ですよ。

例えばこの写真。着水直前より少し前の白鳥です。羽根を大きく広げ着水ポイントを探している所です。締まった表情で両翼を広げ足は体に密着させて滑空姿勢最終体勢といった感じです。この体勢の時はブレーキがかかっていないので結構な速度で前へ進むものの羽ばたき自体は少ないので自重で徐々に高度を下げていっている最中です。真面目な白鳥という感じの一枚です。

それが水面すれすれになってくると飛行機がフラップを立てて、車輪を出して空気抵抗を作って着陸に備えて減速するのと同様に、羽根の角度を変えてフラップ抵抗のように減速、両足を下品にガニ股に開き空気の抵抗を目一杯受けるようにして水面へと向かっていきます。人間でいうと服を着ていないので股を広げて下半身丸出しという恥ずかしい状態ですね。白鳥なので問題ないですが人間だと通報事案なわけです。おっとっと、という感じで水面へと着地してくる白鳥たちの表情も様々で、下の写真では最下層の白鳥は決まった!って感じの滑空姿勢でまるでテレマークを取っているラージヒルジャンパーのようです。カッコいいですね。ではその上の白鳥をご覧ください。くちばしが半開きでコイツは今、何を考えているのだろうかと想像して大喜利してみるのも面白いと思いませんか。どちらかというとこういう間抜けな姿が白鳥本来の姿です。もうわかっちゃいました。

大喜利1「やっべ、前の奴が着水したら俺コイツの頭の上に着頭しちまうじゃん!やっべーーーーーー進路間違えたけどもう戻れねぇ!!!」

大喜利2「やっべ、足攣った、足攣った!痛ってぇぇえええええええ!!!!」

大喜利3「おいおいおいおい、俺のおやつ誰か食ってるじゃねえかよっ!ふっざけんなよチックショー!!!」

大喜利4「速度出過ぎた!口を開けて少しでも空気抵抗を増やして・・・・って全然減速しやしねぇっ!!!誰か、助けてぇええええ」

なんて想像すると間抜けな白鳥がさらに間抜けに見えて楽しいですね。

一方で、神々しい姿も垣間見せたりするので油断できません。3枚目というよりも2枚目半といった役者なんだと思います、白鳥は。

どうですか、このジュディーオング張りのWind is blowing from the Aegeanは。白鳥の気高さを感じずにはいられません。なに気取ってんだとは思いますが、お前の本性はファニーさだろ、と。

人間が撮影しているのを全く意に介さず優雅にフライとして行くその美しい姿にしばし見入ってしまいます。

まだまだ白鳥のバラエティーに富んだ表情をお見せしようと思いますが、ねむ。

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