溺れる者はインソールをも作る

8月2日から千葉県にも緊急事態宣言が発令されますね。だからどうしたって話ですけど。おぐーです。

つかぽんたんとえふわらんが作っているめんそーれ、ちがったインソールをボクも作ってもらう事にした。今日ミラーズの練習に参加してくれた露木さんというプロ選手のインソールを手掛けている社長さんがおぐーの噂を聞きつけて是非インソールを作りたいらしい。

おぐー、いつの間にか知名度が全国区になってたみたいで驚いた。ここ数年間、埼玉西武ライオンズのファンとして生きてきたし、師匠達の事もブログに書いてきた。最近はSNSの力というものが無視できないレベルになってきている。ちょっとツイートするとバズったりするし、クラウドファンディングが予想以上に成立したりするのを垣間見ると世の中、SNSで変わってきているなと思ったりする。おぐーも知らないところで有名人になってたりするのかも知れない。どうしよう、街を歩いていたら突然サインを求められたりしたら。困っちゃうな。もうそろそろサインペンや色紙を持ち歩かないとダメかもな。芥川賞、直木賞を取るまでおぐーは隠れた存在で居たかったのに、突出した才能ってやっぱ目立っちゃうのね。まいったまいった。

時間が無いんだけどしょうがないから露木さんにおぐーを測定させてあげることにした。だって品川からわざわざおぐーに会いに来てくれた人を無碍には扱えない。

それにおぐーはおぐーでインソールに興味はあったし。

露木さんの会社はプロ選手のインソールを多数手がけていて、野球で言うと埼玉西武ライオンズの山川、十亀、松坂等々の選手のインソールを手掛けた実績があるらしい。山川ってあぐーの事じゃん。あぐーはおぐーの師匠。弟子としてはこの事実を捨て置けないわけで。ボクはあぐーを尊敬している。ホームランを打ってくれるしどすこいで盛り上げてくれるからだ。森との同期コンビは埼玉西武ライオンズの顔としてなくてはならない存在になっている。そのうえボクがスタジアムに観戦しに行くとあぐーはいつもホームランを打ってくれる。よく覚えているのは2年前のマリンスタジアムでの大ファールの後にホームランをかっ飛ばしてくれた試合で、底知れないパワーとホームランを打つ才能に惚れ惚れしたのを記憶している。

あぐーも露木さんにインソールを作ってもらったという事は、おぐーも露木さんにインソールを作ってもらえば、師匠と弟子、インソールに関しては完全に同じ土俵で相撲を取ることになるではないか。あぐーは身長175cm、体重106kgだったか。おぐーは身長 166.5cm、体重78kgで流石に師匠のどっしり具合にはかなわない。それでもおぐーも最近まで体重が85kg位あったし、密度的には勝負出来なくもないと思うんだ。あぐーは106kgの中に結構な割合で筋肉が含まれるのに対して、おぐーは78kgの中に結構な割合でアイスが含まれているだけという違いはあるものの、それでも今日、露木さんにおぐーの足を測定してもらってインソールを作ってもらうという事はあぐーとおぐー、同じ土俵でがっぷりよつ組み合った形になるのではないだろうか。師匠と真剣に同じ土俵で勝負を繰り広げることになるなんてちょっと前までは想像すら出来なかった。ここは師匠の胸を借りて思いっきり露木さんにぶつかっていこうと決意していた。

ギャングスター戦ではニセ栗山として活躍していたミラーズの骨、露木さんだったが試合を終えてビジネスマンに戻るとそれなりの雰囲気があった。しかも外では凹凸があって正確に測定できないため測定場所のチェンジを申し出てきた。この真剣度合い・・・・こちらも気合を入れ直さなければ一瞬にして正確に測定されてしまうだろう。そうはさせるものかよ。高精度な機器、熟練の測定技術を持ってしても測りきれないおぐーのスケールの大きさを見せつけてひれ伏せさせる。これは露木さんとおぐーの時間無制限の真剣勝負なのである。正確な測定値を計られて測定側が勝つか、意味不明な測定結果を記録させ測定される方がそれをかわすか。この時点で男と男の火花がバチバチと散っていた。どちらにせよ合わせ技一本などどちらも狙ってはいない事は周りの者には明白だった。場所に関しては、よかろう。露木さんの希望を通してやろう。こちらは王者としてどっしりと構えていればいいのだ。挑戦者が自分に有利な条件を指定し、それを悠然と受け入れそのうえで完勝する。それこそが絶対王者の貫禄、器というものなのだ。チョイスされた戦いの場はつかもとレンタルオフィス。あぐーを巻き込んだ壮大なる戦いの場としてはいささかどころか結構な役不足感漂ううらぶれたしょぼい(´・ω・`)場所ではあるんやけど。

測定にあたってはおぐーちゃんと体をキレイキレイしたで。本来は全身シャワー浴びて汗と泥を落としてサッパリした状態で測られるのが筋なんやけどな。ここシャワーないねん。歯科医院やから。せやから足だけ綺麗に洗ったんや。最低限のエチケットやけど、まあこれで大丈夫やろ。

おっと、なんや関西弁モドキになっとるな。今から標準語に自動翻訳するで。

それで露木さんとおぐーの真剣勝負が始まった。

特殊な機械の上にただ立つ。これを正面方向、側面方向にそれぞれ計測した。にしてもこの測定機器の乗り心地が結構良い。ふわぷに感があって足裏全体をむにゅっと包み込むソフトな感じがクセになりそう。マシュマロの皮に包まれたグミの上に立ってるみたいな感じだ(お前、例えが食い物の時多くね?)

その後、今度はその機械を歩きながら踏みつけていく測定に入った。歩きながらこの機械を右足で、左足で踏みつけていくこの測定。ボクの頭の中では何故
か歩くスペースとして準備された診療室から待合室迄の空間がランウェイのような気がしてきてしまった。はい、また軽い発作起きましたよー。ランウェイってなんだよ、なんでそんな視点になるんだよ。普通に歩くはずが、なぜか夏の新作野球ユニフォームを着て甲子園を目指そうぜ的なイベントランウェイファッションショーみたいな感じで何往復かしてしまった。なんだかニヤニヤと笑ってしまう。なんでこんなアホか事を想像するのかもはや自分ですらわからない。脳が腐ってるんじゃないかと思わなくもないが恐らくこの間の愚にもつかないランウェイウォークで測定したデータは高性能測定器の混乱を演出してくれたに違いない。

流石にこのままだと変なインソールが出来上がってきそうなので、しっかりと2、3往復歩かせてもらった。おぐーのおぐーによるおぐーのためのウォーキングだ。何も足さない、何も引かない、素のままのおぐーのウォーキングを披露した。ボクが散歩で歩いている歩き方のままを表現した。

ウォーキングが終わってほどなくして測定された結果を露木さんはノートパソコンを使って見せてくれた。なんか結構ちゃんとデータを測定していたのが見た目でわかるのが悔しい。この結果に、露木さんとおぐーの真剣勝負は露木さんの勝利だろうとボクの中の黒おぐーも降参した。勝負に負けたからにはちゃんと測定結果を聞こうとしおらしく待合室のソファーに座りながら心の中で拍手した。お互い本気を出してぶつかり合いの喧嘩をした後に分かり合ったもの同士のみが感じられる連帯感のようなものを感じるおぐー。乾杯だ、あんたスゲー男だぜ。わかった。あんたの提案に協力するよ。そんな清々しい気分で説明を聞き始めた。

ちょっと詳しくは覚えていないけど色々説明してくれて大体の事はわかった。

話の中で重要なエッセンスは「おぐーが偏平足じゃなかった事」である。このおぐー、足の裏がぺったんこなのでアーチの無い偏平足だとずっと思ってきたんだけど、測定するとアーチがあるんすよ。その画像がこれ。

足の裏はまっ平良なのに、測定するとアーチがあった。レモンを食べたらミカンの味がしたようなものです。不思議。

偽栗山の解説によるとおぐーの足は骨のアーチ自体はあるんだけどアーチになっている所に肉が入り込んでいるので足の裏がまっ平良になっているんだと。なんだそのピーマンの肉詰めみたいな状態は。

なので一見すると偏平足なんだけどアーチがあるから測定するとアーチが浮かび上がってくるのだとか。なので問題ないらしい。それよりも足の裏の歩いた時の重心移動がかかとからつま先にS字を描いて抜けていないのが難点とのこと。おぐーの重心移動を観るとほぼ直線に抜けていて、しかもその移動直線が足の指もしくは足の指の手前で消えている。これは重心移動が途中で止まってしまっている事を意味していて、指先で踏ん張らずに歩いている状態を示すらしい。指先で地面を掴むように歩いていると重心移動線が指先まで突き抜けていく測定になるらしい。

なんか良くわからないけど要するにインソールで改善すべき点が浮かび上がってきたってことだ。現状では理想の状態にはなっていないのでインソールによって理想の状態に近づける事によって運動のパフォーマンスが改善できるというわけです。

測定と説明が終わって、ようやく実際に作成するインソールの汎用品が出てきた。うす青、紺、黒の3つのインソールが目の前に並んだ。これがおぐーを新たな地平線に連れて行ってくれるインソール達か・・・。3種類も目の前に置かれても何がどう違うのかわからないので説明してもらう事にした。

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