キャッチャーとしての資質

ダブルヘッダーで双方ヒットを打ち、怪我もせず楽しめた。何も言うことはありません。楽しめました。合計8時間野球に費やすと言う贅沢な日曜でした。野球、相変わらず下手くそだなーと思いつつもそれはそう言うもんだと自分を認識してますのでしょうがないと諦めております。次はトリプル、そしてテトリスですな。おぐーです。

打った後やボールを捕球しに言った後、上手くいかないことも多く、後でこうすれば良かった、ああすれば良かったと思う事ばかりです。それでもまたやりたくなるのだからこの気持ちはなんなのだろうと思う。

決して前向きだとかポジティブだとか言うわけではない。努めて上手くなろうとしているわけでもない。でも次はちゃんと出来るかも、というか出来たいと思って淡い期待を抱いてまたチャレンジしたくなる。遊びだから何度でもチャレンジしたくなるのだろう。仕事ではそうはいかないから。

最近は野球バイオリズムがそんなに良くはなく、ホームランを望める状態ではありません。その点少し残念なのですが、そう言う時は基本に忠実に一つ一つの動作を見直す良い機会です。送球、捕球と基本動作を大切に練習しています。

その流れか、柏との練習試合中、試合そっちのけでえふわらんの投球をキャッチングしてるだけで楽しかったなぁ。お陰でカーブとスライダーとカットの見分けがつくようになった。投げてもらう。キャッチングする。投げ返す。これだけで結構楽しい。ほとんどバッティングだけだった野球の楽しみが、今は割とどんなことも楽しい。

ピッチャーはまだ出来ないけど、ピッチャーも出来るようになりたいと今は思っている。キャッチャーをかじり始めて野球の楽しみが広がったからピッチャーへのリスペクトと投球への興味も出てきたという感じだ。

肩が弱いというウイークポイントを背負いつつ野球をやるしかないと思ってこれまで野球をやってきたわけだけど、バッティングに肩は関係ないからそこに目を瞑っても野球をやってこれたんですよ。でもキャッチャーをやってみるとそこから逃げて通る事が出来なかった。肩が弱いからとキャッチャーをしりごみし続けるよりは、弱いなりにやれることはやってみようと色々試している最中なのである。

成果の程はまだなんとも言えないけど、投げると言うことに対して興味は以前より高くなった。どうすれば早く強く直線的にコントロール良く投げられるのかを考えながら投げるようになった。すると足を上げることの意味も体感できたし体が開くと駄目なことも実感している。個々の動作に意味があり、それらの組み合わせで最終的な投げるという出力が完成するとわかった。

投げることが改善されると様々なプレーのクオリティーが上がる。

キャッチャーからピッチャーにストレスなく呼吸するようにボールを返せると、ピッチングのリズムが良くなる。

セカンド、サードからファーストがとりやすいように速く、コントロールの良い返球が出来るとアウトをとりやすくなる。

外野から中継にストライクで速い球で返球出来ると進塁を一つ防げる。

もしかしたらピッチングにも挑戦できるかもしれない。

送球が改善してくると色々な可能性が開けてくるのだ。

何より思うところに投げられて、体重の乗ったボールを投げられたらきっと気持ち良いと思う。キャッチングしていてそう言うボールをキャッチするのって凄い気持ち良いから、その逆も絶対気持ち良いはずだとおもうから。

ミラーズの良いところの一つに、向き不向きでやらせてもらえないと言うことがないというものがある。

希望しさえすればやらせてくれる。

お前じゃ出来ないから、とか、無駄だから、と言われてやらせてくれない環境って割と多いと思う。

出来るか出来ないかではなく、やりたいかやりたくないかで判断してくれる環境って貴重だ。レベルが低い事の数少ないメリットでもある。

ボクはそのお陰で楽しみが増えたので本当にありがたいと感謝しているわけである。可能性を否定しない事はとても大切なことだと思う。どんなことでもである。能力以前に心がその可能性を閉じる事の方が実は多いのだと思う。そして心が諦めてしまうと本当にその可能性が閉じていく。

だからやりたいかやりたくないかで判断してくれる環境は尊いのだ。

そう言う意味では今日のえふわらんのスマートニュース速報にはビックリした。

ボクが憧れて止まない打てる捕手「キャッチャー森」がキャッチャーからのコンバートを希望しているというのだ。

代表クラスのピッチャーの捕球が思うように出来ない(本人感覚で)ことのトラウマで、代表活動に消極的なだけにとどまらず、ピッチャー陣とのコミュニケーションも上手くいかない時もあり、バッティングに集中したいので泣いてコンバートを希望しているとか。

大袈裟な記事だと思うのだがベースでは間違ってはいないのだろうと思う。去年、今年と一昨年のようには打てていないのはおぐーも感じてはいるからだ。充分打ってはいるのだが、MVPを獲得した一昨年のようには打てていない。その原因が本人的にはキャッチャーとしての負担があるためと感じているのだろう。

おぐーもやってみてわかったが、キャッチャーというポジションはめちゃ大変なのである。まず集中力が守備時に消耗する。ピッチャーのボールをキャッチするだけで大変なのに、バッターを打ち取る配球を考えたり、ボール球を後逸しないようにしたり、指示だしたり、ピッチャーを鼓舞したりしながら、重い装備品をつけて守備中ずっとスクワットしているようなものなのだ。脚にも負荷がかかる。結構あの姿勢を保持するのはキツい上にキャッチャーミットを低く構えて静止させ、フレーミングを考えながら捕球し、牽制も考慮しなければならない。

そりゃ、キャッチャーがバッティングでも集中力を保って打つことがどれだけ大変かは身を持って体感している。

こんな見習いキャッチャーのおぐーですら森の気持ちは痛いほどわかる。

わかるけど、、、、本音を言うと森にはキャッチャーを辞めないでほしいのだ。

キャッチャーをやっている森は本当にカッコいい。

キャッチャーをやってあの打撃をするという事にどれだけおぐーが励まされ、憧れたことか。

たぶん全国にそういう草野球選手、大学野球、高校野球、中学野球、リトルリーグの選手がいるはずだ。森捕手に憧れて今まさにキャッチャーを頑張っている選手が沢山居るはずだ。

森友哉選手。あなたはそういう選手なんですよ。

キャッチャーとしての資質に自信がないという気持ちはプロのキャッチャーを間近でみて森選手自身が痛感してるのかもしれないですけど(甲斐選手とか凄いですもんね、、、)それでも森選手にしかない、というか山賊打線には打てるキャッチャーが必須で、それは埼玉西武ライオンズのチームの大きな特徴になっていると思います。埼玉西武ライオンズのファンはそこに魅力を感じている人も多いし(おぐーも、その一人)資質がないって本人言うけど、埼玉西武ライオンズにおいては有りすぎるほど資質があるようにしかおぐーには見えないですけどね。

チームが活きて、個人も活きる道が本当に無いんでしょうか、森捕手という形で。

ボクにはそうは思えません。勿体無いです、森選手が捕手からコンバートするなんて。

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