大丈夫、覚悟の上の敗戦だ、去年の最下位で悲しいかな、覚悟は出来た。だがな師匠、お前は・・・・・。おぐーです。
やっぱりおぐーが疫病神なのか。ボクがスタジアムで万全の準備をすると師匠は沈黙する。そして今日それ以上に寂しかったのはだいたいこのパターンだと師匠は試合の中盤から後半で辻に交代を命じられて選手交代となり酢豚を食いに行ってしまう。それが今日は無かった。4タコなのに。それが現状のライオンズを象徴している感じで寂しかった。こんな状態の師匠をも交代させることが出来ないチーム事情というのはちょっと、いやかなりまずくないだろうか?もう師匠39歳だぞ?凄い選手なのはわかるが流石にプロのチームで39歳の大ベテランを脅かす選手が居ない(あぐーは怪我だから良いとして、ほかに居ないのか?)というのはあまりに寂しい事なのではないだろうか。新陳代謝が正常に行われていればそうはなっていないはずだ。ボクは師匠のホームランを生で観たい。だがそんなことよりチーム事情が心配だ。あまり考えたくない事だがこれであぐーやもりりんがFAで出て行ってしまったら一体このチームはどうなってしまうのかと懸念ばかりだ。応援するチームが弱いというのはまだ良い。だが寂しいと感じてしまったのがおぐー的にはちょっとショックな感じだった。これが今日1日の事だけで済むことを切に願わずには居られない。大丈夫だよね?埼玉西武ライオンズ。心配性のネガティブ野郎の戯言であって欲しい。
ま、それとは別に今日は休日だ。チームが勝とうが負けようがどっちの状況でも楽しめなければボクが損をする。野球はスポーツだ。勝つ事もあれば負ける事もある。人生と同じだ。一喜一憂はあるだろうが、それだけで気分が落ち込んでも居られない。つまり負けた時にも今日が楽しい一日だったと思える準備をするのがボクのボクに対する役割なのだ。試合に参加してヒットをかっ飛ばしてやりたい気持ちはあるものの、ライオンズと契約していないためそれも出来ない。それならばもうボクは食う、飲む、食べるでこの厳しい状況を打破しなくてはならなかった。
先日、東京大会の野球に人が足りないから助っ人プリーズというつかさんのお誘いを断ったのは今日は観戦に集中するため野球などやっている場合では無かったためだ。だいたい東京大会というのはほぼ歯科医師達の大会ということでおぐーのような異分子がおいそれと参加する試合ではないのだ。ボクは歯科医師ではない。松戸歯科医師会野球部に参加していると白鳥の中に混じったアヒルが自分は白鳥だと勘違いして泳いでいるのではあるまいかと思う時がある。もちろんボクは発狂はしていないし元々奥ゆかしい性格でもあるので歯科医師でない事も医療関係者でもない事も重々理解してここにいる。ただブログの中で(最近は現実世界でも若干滲みだしてはいるが)かってに呼び名を付けて想像上のキャラクターとして現実を投影させたキャラクター達を操っていると何だかそこら辺の境界線が曖昧になってくる。なんだかんだ言ってやはり医者とか歯医者とかは偉い人、凄い人、社会的に意義がある人達という一般人が持つステータスイメージがボクの中にはあるのだが、野球部の練習をしている時や野球観戦に行っている時やゴルフを一緒にやっている時やバーベキューをやっている時などはそういうのが全くない。〇〇先生と読んではいるがそれは固有名詞になっているだけで別に尊敬しているから先生付けして読んでいるわけでは無い。ただの野球友達みたいな感じ。だから失礼な事を言いまくりな事態にもなってはいるのだがそれはそれで面白いのでまあスルーしている(言っている方がスルーしているという言い方もどうかとは思うが)。
その東京大会はまあ歯科医師の人達に任せてボクはまったりと家で過ごし、まったりと電車に乗った。時間の余裕は心の余裕だ。やはり休日はゆったりとした気分で過ごしたいものだ。電車に揺られて海浜幕張まで向かう電車の中でぼんやりと窓の外を見ていた。車いすスペースには座席が無く大きな窓が付いている。ここから外を眺めながら考え事に耽っているような表情をしながら何も考えずに車窓の風景が走り去っていく時間が割と好きで飽きない。通り過ぎる風景と、次第に近づいていく駅名が互い違いに車窓を彩る。船橋法典などはもう生々しい人達が大人のテーマパークへ誘われていく様が観れて凄く楽しい。この中の90%の人は楽しみつつも撃沈してくるんだろうなと神視点で眺めているのがとても好きだ。性格がねじ曲がっていると言われればそうかもしれないがそういう人生模様を想像すると何か物語が紡げそうな気もするのだ。やはり人間行動力がある人が面白いことを発生させる。ずっと家の中で引きこもっていてもそれはそれで色々な意味で大変な物語が紡がれるかも知れないが多くは家族単位の物語で発展性が無い。この人たちは行動的な人間で射幸性のあるギャンブルに依存し始めているヤバい人達かもしれないがそういう人達ほど、中々面白い人生を生きている場合も多いしね。と、船橋法典の駅でぼんやりと考えていたらすぐに西船橋についた。
乗ってきた電車がこのままだと東京に行ってしまうので仕方なくプラットフォームに降り立ち階段を下りて15分のあき時間を有効活用しようとショップへと向かう。甘く幸福感の有る匂いを感じつつ輸入食品販売店のカルディーへ。昨日ウェブで調べた美味い物リストの1つを発見し購入する。このひと手間が今日という一日を彩っていくのだ。楽しい買い物を終えてプラットフォームに戻るとすぐに海浜幕張行きのしおさい号が来たのでそれにのり海浜幕張へ。降りてすぐまたカルディーで買い物をする羽目になるのだがそれはまあそれで。
カルディーを「おかわり」したのはビーンズホワイトチョコレートを買い忘れたからだ。カルディーでおぐーが買うものと言ったらこれである。
コーヒー豆の苦みとチョコの甘さが口の中でとろけあって好きだからいつも買っている。これを買わないと改札を出られない。
買ったので改札を出るととりあえず成城石井でおつまみを買う。もう色々学習したので生ものは買わず乾物とチーズだけを購入したのだがこの時点でまだ10時30位だったか。14時開始の西武ロッテ戦にはまだまだ時間があるため少し早い昼飯を食う事にしたのだ。
いつもマリンスタジアムでお世話になっているCLUSTERさんなのだが、どうも今日はマリーンズビールもカレーも無さそうな雰囲気で困っていた。おぐーが楽しみにしているのはペールエールビールで美味いマリーンズビールとイノソーとスパイシーカレーなのだがそのうち2つが無さげという。色々事情があるのでしょうがない。そんなに食いたきゃ本家CLUSTERに行けという話なのだが、アルコールとスポーツがセットならアルコールも良いよね派のおぐーとしてはアルコールメインだとちょっとアルコール過多なんだよねぇ。あくまでスポーツがメインでそれに対して食やアルコールが付いてくるというのが理想なんですよ。それから野外で食べるというのもセットで。
だから今日スパイシーカレーが無いという事で、駅前の寿司屋に吸い込まれて行ってしまった。
寿司と焼肉、どっちが好きですか?というアンケートがあったらどちらを選ぶか中々悩む所ではあるが、どうしても選べというなら誰かと食べに行くなら焼肉、一人で行くなら寿司という回答をするかもしれない。
何故か。
焼肉はやっぱり誰かとワイワイ話しながら食べると美味いよね。会話、音、匂い、煙、肉の強奪、肉の焼き加減、焼き奉行という要素で食事が成り立っているため焼肉は多人数で食べると一番威力を発揮する。
一方、廻りとカウンターがあるが、寿司は板前の握りの美しい手さばきを見るのも楽しいし、見事な手技で色鮮やかに並べられたまな板を見ると本当に芸術品だなと思えるくらいで厳粛な雰囲気で楽しむのに向いていたりする。もちろん寿司もワイワイ食べても美味いけど焼肉にはジュージューという音と煙と肉の強奪という要素があるから。もちろん寿司も強奪しても良いっちゃ良いんだけど一つしかないウニやサーモンを強奪したら肉と違って取り返しがつかなくなる場合がある。本気の殴り合いは勘弁してほしい。おぐーは人を殴りたくない。血も観たくない。倒れている相手を見下ろすなんて絶対ヤダし。
カウンターに通されるとコロナ対策で間仕切りがしてあるうえに、一席飛ばしで席を案内されるという丁寧さ。この時点で店側の意識が高いことを感じ感心する。
さて、何を頼むかなと手を拭きながら考えつつランチメニューと個別注文のメニューを眺め続ける。どうせどれを頼んでも美味いのだろうがどうせなら食いたいネタが多く入っている方がお得感があるではないか。
おぐーが食べたいのはサーモン、ボタン海老、ウニ、アナゴ、中トロ、はまち、白身魚、いくら、イカ、ホタテ、タイ、アジ、ネギトロ、サーモントロ、カリフォルニアロール、カルパッチョ、漬けマグロ、貝、といった所か。
という事で上握りを注文する。ボタン海老、いくら、ウニ、アナゴ、中トロ、はまち、アジと好みどころが揃っていたので。待っている間にラインを確認するとまだ誰も到着もしない。ゆっくり食べられそうだ。
しばし待つ事5分くらいか。キャップ的な板前さんの手際の良い握りに感心しながら観察していると握り終わりを見計らって付属のあおさの味噌汁が出される。このタイミングの見計らい方も良い。心配りが利いている。こういう細やかな配慮に粋を感じる。
食い意地が張っていると思われているこのおぐーだが、頼んだのは10カンの上握りという量より質を重視したランチ握りセット。やっぱり数は少なくとも美味い寿司を堪能したい。そこが焼肉と寿司の違いだろう。焼肉は美味い焼肉を少量だと胃が持たない。寿司は美味い寿司を少量でも胃が満足する。
いただきます。
うん、控えめに言って最高かよ。
美味しい。
幸せで死にそう。
パクパクパクパク、箸が止まらない。
口の中に広がる海鮮の旨味、これでもか!というばかりに次々と襲い来るおいしさに体中が満足感に包み込まれていく。なんだろうこの至福の時間は・・・。またあおさの味噌汁が美味い。あおさの磯の香りと味噌の風味が絶妙で、寿司にあうあう。
気が付くと完食してしまっていた。お茶を飲んで一服する。ふぅ、胃が洗い流されて初期化される。時間はたっぷりあるし、奴らはまだ誰も来やしない。どうせCLUSTERにはカレーも無い。誰に遠慮する事があろうか。
否。
次はお好みであぶり、いか、いか、あん肝の4貫、とワンランク上のランチ握りセットを注文していた。やばいもう止まらない。これから球場で色々食うってのにこの人ランチセット「おかわり」してるよw
結局寿司何貫食ったんだかわからず至福の時間を堪能し寿司屋を後にした。
もうこの時点で今日は勝った。例えライオンズが試合に負けてもこの幸せタイムの余韻が余りある。こんな気分で試合開始を迎えるのは初めてかもしれない。似たような事は東京ドームでもあったがあの時は腹一杯過ぎて幸せタイムを通り越してとんでもないことになっていた。余裕を持った幸せタイムの余韻は風情があって中々だ。
例の如く歩いてマリンスタジアムへ。途中のミニストップでマンゴーアイスを買おうとしたが機械の調整で買えず。ケチが付く。
少し雨が降っていたのでアパホテルリゾート内のローソンに買い物に行くが碌なものが売っておらずそのまま退出。ホテルの中を歩いていると旅行気分を味わえた。軍事侵攻やコロナ禍や値上げラッシュや雇い止めなど、こんな糞みたいな世の中にあっても日常を楽しもうとする人間の営みのなんと大切な事か。おぐーも今日は久しぶりの野球観戦を楽しもうと幕張くんだりまで足を伸ばした。人間が人間であるためには日常を楽しむという姿勢は欠くことは出来ない。自粛自粛と言うけれど、出来る事をした上で楽しむ所を楽しまないとダメだと思う。明日心筋梗塞で死ぬかも知れないし、明日食中毒で死ぬかも知れないし。
マリンスタジアムまでゆっくり歩くのが徐々に気分が盛り上がって凄く良い。オーケストラで言うと音の層がだんだんと重なって行って分厚い演奏になって行くあの高揚感というか。
遂にマリンスタジアムに着いた。ここから真のイベントが始まる。ボク達のマリンスタジアムでの戦いはこれから始まる。
ねむ。
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