村上宗隆

プロ野球新記録の5打席連続ホームランを放った村上宗隆。

左へ右へ自在に打っての5連続ホームランだった。

ホームランも凄いのだがやはりあのスイングだろうか。5本目をフルカウントになるまでの間のフルスイングが凄い。あんなスイング、一回でいいからやれって言われても出来ない。ホームランがスイングの結果生まれる産物だとしたらやはりスイングの段階でホームランが打てるスイングなのかそうでないのかがあるんだろうと感じた。

村上のスイングは見ただけでホームランを打てるスイングだとわかる。どうしたらああいうスイングが出来るのだろうか。

バットを振る。体全体を使って振る。パワーをボールに伝える。そのためにはどうやって振るか。

基本的なことだがそこを考えて村上やアグーに近付くためには自分のスイングのどこから手をつければ良いのかを考えるのが正しい攻略法なのだろう。

例えば体重移動やスイングの軌跡がどう違うのか(全く違うのはわかっている)、なぜスイングした後に体がふらつかないのか、着手しやすいところから修正していくしか近付く方法はない。

これだけ無駄に長く野球をやっていて初心者レベルから向上しないスイング後の体のふらつき、踏み込み足の開きなどを修正していくのがまず取りかからなくては行けない課題だ。

体のふらつきはもろにパワーロスに繋がる。踏み込み足の開きもそうだ。体の軸がぶれない安定したスイングを手に入れて初めてホームランへの道が開けると思った方が良いと村上宗隆のスイングを見て改めて感じた。

重いバットを持ち、素振りをして、ぶれずにスイングを安定して行えるようになれば次の段階に進めるのかなと思った。

結論ばかり追って、まったくゴールに近付けないホームラン。

あんまり基礎練習とか基本を愚直に学ぶって得意ではないのだが、やはりしっかりとした基礎があって初めてその先に進めるのだろうと思う。

これからは練習の時に素振りしたり、フリーバッティングでも目先の距離を追わないで、村上のように、アグーのようなスイングを真似するような気構えでやってみようと思う。安定してふらつかないパワフルなスイング。きっとそれはバッティングの何かに役に立つはずだから。

ボクの数百倍才能のある人たちが基礎からずっと積み上げてきて練習と経験を積んでいるからあんな凄いことが出来る。才能がある、無いに関わらず、基礎に則った正しい練習を積み重ねていくことしか、結局プレーの向上は出来ないのだなと村上のホームランを観てて思った。

今年の目標は自分にとってのぶれない安定したスイングを模索し、修得することにしようと思った。

あと一年半でホームラン挑戦は終わりにしようと思ってはいるが、やはり物事にはSTEPというものがあり、それを無視しては先に進めないと強く感じた。

村上も数年前は打率が1割台だけどホームランは凄いと言われていた頃から成長し、今や三冠王と噂されている。この数年間、苦手な球種への対応を身に付け、スイングも更に磨いて、努力しての今なのだろう。

目標があるならそれに近付けるよう自分を磨いて努力するしかないのだからやるしかない。野球に限らずだが自分がいくら一生懸命やっても上手く行かない事を才能のある人が苦もなく成功させているのを見たり聞いたりするとめっちゃ羨んだり妬んだり諦めたりするんだけど、それでも自分に出来ることをしていくしか前に進む方法がないのはわかっているから一旦は立ち止まってたとえ後退してしまったとしても、自分の事が超嫌いになる程ため息をつき終わった後にまた頑張っていこう!と思えるうちはまだホームランを打てる可能性は残っていると信じている。

どんなに失敗してもまたトライできるから練習が好きだ。考えながらトライして頭真っ白になって気落ちしてまた考えてトライしてという過程で多分ボクはあまり頭が良くないので成長が鈍いと思う。どうせ立ち直るのに結構気落ちする時間が長いのでそこがもったいないとわかってはいるのだがそこの短縮がわかっていても出来ない。ただ時間はかかるのだが気が付くと立ち直っているから谷底までは落ちない。ある意味自分の懲りないバカさ加減に助けられているな、とは思うw

村上みたいなバッティングにすごく憧れる。出来ないのもわかってるけど、スポーツをやる醍醐味ってそういう憧れに対して少しでも自分でもやってみたいってチャレンジしていくところですからねぇ。

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