焼肉

練習試合の後、なおミスターに誘われたので焼肉「しちりん」に行った。

最近焼肉というと食べ放題に行くことが多かったので久しぶりのしちりんが割と心地よかった。空いてたし。人混みが嫌いなのでゆっくり食べられる場所は好きです。

疲れた体に焼肉が染み渡る気がした。やっぱり旨い。試合の事を振り返りながらそれぞれのペースで焼肉を嗜むとこういう焼肉の食べ方も良いなと思った。食べ放題だともう野獣のように焼肉を食うだけになって品がなくなる。まあ元々品などボクにはないのだが。

練習試合をやるといつも思う。もっと上手くなりたいなって。大体の場合、相手の方が上手いので相手のチームのピッチャーや長距離を打てるバッターをみると凄いなぁと思って自分もそうなりたいと思ってしまう。ここらへん多分アホなんだと思う。もう50に手が届く人間であればすでに自分の限界や才能のレベルを十二分に思い知らされている時期であり、そんなことは言わないのにボクはどうしてもそう思ってしまう。そして思うけどすぐにその思いはどこかに置き忘れていつも通りの日常に戻ってそれの繰り返しだ。かくして諦めることも出来ず、かといって成長もしない時間が止まった状態がずっと続くわけである。

いちおう昨日の試合のテーマは「コントロール」。最初から威力の事は諦めてとにかく先発ピッチャーとしてストライクを入れていく、そして打たれて、それを守備陣になんとか捕ってもらうという超他力本願の作戦だった。試合を成り立たせるためにはボクはちゃんと打たれるように投げる。試合に勝つためにはこれではダメなのだが僕にはせいぜいこれしかできない、今は。

威力のない球を投げるのは個人的にはけっこう葛藤がある。全力で投げても大して変わらない威力なのだが、前述したように練習試合をやる場合本来は勝つために全力を尽くさないとダメなのだ。なのでコントロールを最優先するための超スローボール投球というのがテーマを成立させるには必須なのに投げながらボクは自分自身を残念に思いながら投げていた。もちろんストライクを入れたり空振りしてくれたり打ち損じてくれたりしてくれた時は凄く嬉しいしスピードだけじゃないとは思うのだが、シンプルな強さがボクは好きなのでやはり打撃はホームランだしピッチングではズドンとミットに収まる速球に憧れるのだ。

今回の練習試合でとりあえず色々な事を考えさせられたのでそれを練習していこうと思う。考えさせられたことは良い機会だと思って手を付けないと勿体ないから。

それにしても今回は想定通り打たれたけれど(ていうかあれだけ遅いボールはそりゃ打たれるけど)コントロールに関しては想定通りの出来で出来た。上出来も上出来だと思う。ブルペンでやってた通りにマウンドで出来た。これは一つの成長だとボクは思ってます。キャッチャーを曲がりなりにもやっているのが効いてるんだと思います。キャッチボールが普通に出来て、マウンドからの投球だと上手くできなかったりするのはマウンドという特殊な環境とバッターという視線に入る邪魔者がいるせいだと思ってます。やっぱり投げ込む対象しか目に映らないのと邪魔者が視界に入っているのとでは体の反応が違ってくるのは当然だと思います。キャッチャーでもピッチャーのボールを捕るだけなら出来るのだがバッターが立つとうまく捕球出来ない、バッターがスイングすると目を瞑ってしまってうまく捕球できないという状態が当初続きました。もちろん今でもその傾向は当然あるのですが目は瞑らなくなりましたしバッターがスイングしても捕球出来るようになりました。視界に邪魔者が居てもそれを許容することがだんだん出来るようになってきた感じです。捕球に関しても当初は体に当たると痛いのが嫌で避けたりしていたのですが、今はもちろん後逸もありますが(実際1回後逸しましたしねこの練習試合でも)それでも体を使ってボールを止めようとする意志が今はあるので何とか体に当てて前に落とそうとは出来ています。もう痛いのは気にならなくなりました。止められると嬉しいので。キャッチャーでのそういう経験があって多分邪魔者が視界に入ってもあんまり気にならなくなったんだと思います。それと何かをしないといけない時は優先課題を優先してその他は妥協出来るようになったのかもしれません。今回はキャッチャーのミットにとにかく投げる、ストライクを入れるという事以外何も考えないで投球しました。打ち取るとかそういうことは全く考えていませんでした、ゼロですね、ゼロw。それに全集中出来たのであんな距離離れているのに割とミットからそうずれずに投げられたのだと思います。今考えてもちょっと不思議です、よくあんなこと出来たよなぁと。

ボクは基本出来なくてもとりあえずやってみよう、笑われるレベルでも始めてみようと考えて色々トライするのですが、今回はやっぱりキャッチャーというかフリーバッティング時の捕球の経験がベースとなって色々変化が起きたことでフワッと投球が出来たのかなと思ってるので色々な事を経験するのは無駄にはならないのだなぁと感じました。フワッと投球にプラスして少し速度を増した球を混ぜたり出来ると幅が広がりますしそれはもう立派なピッチングだと思うんですよね。そして思いっきり投げるとボクはナチュラルシュートするので、可能性としてシュートに関しては投げられる可能性はあると思います。そうすると「フワッと」「フワッとプラス」「しょんべんシュート」があって、かつコントロールは落とさずに、キャッチャーの的確なミット指示があればピッチャー的な事も出来るのではないかと思えました。そこにちゃんと全力で投げるストレートがストライクコントロールできる方法を見つければ(実際今回は左腕をまっすぐに伸ばしてガイドレール化するとコントロールが付くことを発見しましたし、ボクに合ったなんらかのやり方があるのかなと思うし)なんか楽しく1回分の救援とかは出来るんじゃないかと。そしたらちょっと楽しいかなと思いましたね。

最後に。

昨日やらなくて良かった事。実は昨日平良のユニフォームも持ってきてたんですよ。ピッチャーやるなら着ようかなと思って。いやー、着なくてよかった。あんな球遅い平良なんて恥ずかしくて恥ずかしくて。

コメント

  1. 匿名 より:

    素晴らしかったで!

  2. mirrors より:

    打たれる投球をしたので守備の人には大変負担をお掛けしたこと陳謝致します。
    なんでストライクが入りまくったのかいまだ不明ですが現実はきちんと受け止めなければなりません。
    今度は三振を取りたくなったので球速アップ方法を模索してみようと思います。
    新たな刺激になりました。ひょんなことから先発をやりましたがこれはこれで面白いですね。
    じゃ!

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