真面目なバッティング

今までは楽しいバッティングしかしてこなかったから、何かをつかもうともがくバッティングは楽しさでいったら楽しくはない。

でもなぜか知らないけど今までの楽しいバッセン遊びをしようという気にならない。

ほんと楽しくはない。

空振り、下を叩く、上を叩く、そういうまともにインパクト出来ないバッティングで16スイングが終わってしまう。

でもなんかさ。

軸足に体重を載せて片足立ちになって踏み込み足を掲げて引き込んで、踏み込んで壁作って最短軌道でスイングしようとするその動作は地味だけど今までやってこなかった「まともな野球動作」だから一から学んでるみたいで野球やりはじめの頃を思い出す。

ほんとにまともなスイングが出来ないけど、それでも良いかなとその状態を敢えて許容している。別にそんな試合する訳じゃないし。

ほんと下手くそだなって自然と笑いがこみ上げてくる。

でもほんとたまにだけど、ごくたまにだけど結構良い感触の時があるんだよね。

今は100本に1本かも知らないけど、楽しいバッティングに費やしてた時間を意識して改善するバッティングに費やしていたらそれが2本に、5本にと増えていくと思うんだよね。

え、今さらそんなこと言ってるの!?と、言われるかもだけど昨日出来なくても、今日はわからない。明日はもっとわからない。

だからやってみる。

スイングを変えるってすごく大変というか、目的意識がないととても出来ない。今出来てることを捨てる事になるかもしれないし、やってることが間違ってるかもしれないし。

それでも、やってみる。

こう言うことが出来るのはボクが野球に関しては誰からも期待されてるわけでもないし結果を出さなきゃ行けないわけでもないしなんの立場もないフリーな立ち位置だからもしスイング改善出来なくても痛くも痒くもないからだ。

野球をやるモチベーションとしてはボクの場合、突き詰めるとホームランをいつか打ちたいからという理由が大きいが、仕事でもそうだが何か目標をもって行動している時が一番やりがいがあるし楽しい。その目的のためにはどうすれば良いのかを試行錯誤する過程が楽しいし大切だと思っている。仮に目的が達成できなくてもその過程は血となり肉となる。

結果だけ追い求めてそれを手にしても虚しいというか大事な何かが欠けている気がする。

何をもって充実しているかは人によるけど、ボクはやっぱり何か目標があってそれにチャレンジする過程こそ楽しいと思う。そのためには目標を持っていることが大前提なのでホームラン、飛距離という明確な目標があるバッティングに対するチャレンジはなんだかんだ続いていく。

人はやっぱり興味がないことには頑張れないし力を発揮できないと思う。少なくともバッティングはボクは頑張れる。野球部出身の人達みたいには行かないけどそれでも自分に出来る事は色々やってみたいんだよね。

体重移動やトップを作る事などほんと難しい。でもバッセンはどうやっても自由なはずで、いまは思いっきり試しの時間に使っている。

すっけり楽しいバッセンから学びのバッセンになった。何にも考えずに好きなようにやる野球がボクの野球だったのでアイデンティティの喪失な気もするけど、まあそういう事もある。

試合のプライオリティが限りなくゼロに近いからこそボクは試行錯誤を楽しめるのかも知れない。やっぱりボクがやってるのは技の修得であって、野球って言うスポーツではないのかもしれない。

たとえそうであってもホームランを打てるようになれればこっちのものだ。あいつ野球なんか下手だけど、何故かホームランだけは打つんだよなというようなバグった状態を産み出してみたい。

野球は下手でも良いので神様、ホームランだけはボクにくださいって感じ。

じゃ!

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