夏ヤバイ

6月末まで仕事がメチャ忙しくデンタルカップも観に行けず、このクソ暑い中良く野球なんかやるよな皆とか思ってたら自分がやる羽目になった。

週一の休みである日曜をもっと自由に使うために皆さんとは違って野球フリークではないボクは参加に対してどうしても義務感が出てしまう(別に義務じゃないんだけど人数足らない中、勝手出来ないじゃんやっぱ所属してると)チームへの所属は辞め、フリーランスの流しの流浪草野球人となった。

となると当然ですか別に野球が上手いわけでもないボクのところにオファーなどほぼ届く事もなく平穏で自由な日曜日がボクの所に戻ってきたのだった。

小学生の時に運動の得意な友達からリトルリーグに所属して野球やろうと誘われた時、土日は他の友達とわんわん救出隊とか自由に遊びたいからと断ったのがボクと野球のその後30年に及ぶ長い長い分断の始まりだったのだがどうやらそのときからボクの性分は全く変わってないようだ。

ところが人間わがままなものでたまには試合もしてみたい気持ちもあったりで。でも積極的に試合をやるほど野球愛はない状況でバンデックスの殿からオファーの日、特にやることもなかったので快諾して野球をやってきたのが今日というわけ。だけどまさかこんな暑いとわ。

最近はじめたフォーム改善も中途半端で現在移行作業中なので打てる気がしない。戦隊もので言えば変身中、ボクで言えば食事中、マイホームで言えば建設中と言えば容易に想像できると思うがつまり今なにかやれと言われても諸般の事情でそれは無理という状況。

だけどまぁそれを承知で亀有に。

ボクここでは山川のユニフォームを着て参加していた関係上かファーストを守ることがほぼほぼで、これまた諸般の事情でそれは無理という状況なので今日は最近話題の(どこでだよ、文春か?w)西武第3のでぶ、覚醒中の渡部健人のユニフォームで参加してきた。

ところがこいつ、後でわかったのだが昨日の試合で右足太もも裏を損傷して2軍行きとなってたらしくそんな不吉なユニフォームで試合をしたボクにも不吉な気配が漂っていたことをボクはこの時まったく知らなかった。それどころか最近覚醒中のわたぶーのユニフォームを着てご満悦状態だった。今振り返ると呪いはこの時から既に発動していた事に気付かざるを得ないだろう。

呪い1の話。

今日は暑いから短パンや!と山崎製パンみたいなノリで亀有に来たのだが皆さんお気づきのように短パンにベルト通しは無い。当然のようにベルトもしない。ということでベルトを忘れて来てしまった。幸いにも最近太ったので腹ベルトがあり、野球中にいつのまにかパンツ一丁になってしまうことは無いのでベルトのない野球ユニフォーム姿というなんともしまらない格好での参加となった。ベルトってなんていうんだろうか、しても意味があまりないのだがしないとしないでなんというか精神的に弛緩してしまうというかなんかゴムベルトの切れたパジャマを着た状態で野球しているみたいで今日はほんとなんかふわふわしてた。バッティングもいつもは4打数3安打くらいなのだが今日は3打数1安打と3割バッターに成り下がってしまったのもまあベルトのせいだろう。

呪い2の話。

今日はわたぶーのユニフォームを着ているからファーストが似合うと思っていたら、肩の強い倉富さんが肩が痛い倉富さんになっていて急遽ボクがキャッチャーをやることになった。こういう時のためにキャッチャー遊びをしているんだけどいざやれと言われるとボクは肩が弱いのに良くやらすよなぁと呆れてしまう。ていうか今日暑いのにキャッチャーをやるとなるとデジルが凄いことになってもうほんとビショビショになるなとこの時覚悟した。キャッチャーをやるのは割と好きではあるのだが(キャッチャーってなんかカッコいいよね、ポーズだけなら。実際やると指示したり鼓舞したり怒られたり殴られたりボールやバットにどつかれたりするから酷いんだけど)まともに出来るとも思えない中でハイやりますと言う自分の能天気さ、嫌いではない。人生なんてやって失敗してナンボだから。

まあそう言いつつもやっぱりキャッチャーやってみると楽しい。

ていうかピッチャー猪岡さんのボールは速いので凄く捕ってて楽しい。キャッチャーミットに収まる衝撃が心地良い。捕るだけならまあ割と出来るし。ストレートの他にカーブとスライダーが投げられるらしいけど球種の指示がこっちが出来ないからストレートだけ投げてもらった。そんなすごいピッチャーなのにコースはこっちが指定したところに投げてくれるんだから良い人や。ボクは野球の知識というかキャッチャーの知識は無いのだけれど、直感で指示して投げてもらったら猪岡さんのストレートの威力によって結構抑えられてちょっと野球っぽいバッテリーの気分が味わえて面白味があった。という事はボクが大谷や佐々木ろーきとバッテリーを組むと松川みたいに意外とノーノーバッテリーになれたりするんだろうか(ていうか硬式でやったら捕球ミスで死にます)

けどまあ一巡するとボクのコース指示も悪いんだけどストレートが打たれちゃって3失点とビハインドになったけどまあ失点はしょうがない。野球だもの。みつを。失点してからスライダーでその回を締めたのだけど、これ倉富さんだったら変化球を混ぜた采配するから失点してないよなと責任を痛感したものの自分の限界をちゃんとわかっているからそれはしょうがなし。むしろスライダーもちゃんと捕るボク凄いと思いますけど!?

そんなこんなで殿が今度はピッチャーに。この時点ではボク、キャッチャーしてることでの疲労を全然感じてなくて暑いだけだったんだけどどうもそれってハイになって疲れを認識していなかったのか、老人特有の感覚の鈍感さで自身の体力が順調に削られて行っている事に気付けていないだけの状態だったのかもしれない・・・。

殿もいつも通り多彩な球があるけどまあボクが指示出すのはコースだけという状況で勝手に投げてもらった。それはもう殿の方もボクがそんなんだとわかっているのでコースは尊重した上で変化球などは勝手に投げてもらった。なんだかんだ1失点したけどその後は最少失点を保ったのでやっぱり殿はピッチャーとしてちゃんとしているなと。もちろん殿の変化球もちゃんと捕るボク凄いと思いますけど!?

キャッチャーやっていると集中力と体力が削られるなか、幸運なポテンタイムリーヒットを打てたので今日も一応打撃は良しとした。結局バンデックスの打線が繋がって4-5の逆転勝利をしたというのはまあ凄いと思うけど、キャッチャーやってて主審の人と話していたのだが、野球は波があるから1度か2度はこっちにもチャンスが来るとなぜか不思議と心から思っていてその通りになった事に関してはやはり心から信じている事に関してはちゃんと実現したりするのだなと思った。ボクけっこう諦め速い方なんだけどこの時は不思議とそう思わなかった。ポジション的にキャッチャーが諦めちゃダメなんだけどキャッチャーやってるとそういう気持ちにならないのだろうか?それとも未来からのお知らせで今日は勝つから安心して!点入ってますから!!とか脳内に連絡があったのだろうか。不思議ですな。

で。

呪い3の話。

結局最後まではボクの体力が持たず、最終回1ナウトで両太もも内側がピクピク攣りの予兆が出始めて木村キャプテンに代わってもらった。ここまでやったので最後までやりたい気もしたけど絶対無理ともわかっていたので即行で代えてもらった。ボクは本当に弱虫で体力なしの貧弱ものだとベンチで飲み物を飲みながら氷を当てながら自嘲したが、ここまで頑張ったのだから良しとしようとみんなの試合経過をベンチから眺めさせてもらった。氷が冷たくて気持ち良く、スポーツドリンクも飲ませてもらった。病人って優しくされるからたまになると良いよ。

呪い4の話。

想定通りユニフォームが汗でぐしょぐしょになった。まあいつものことだけど。こんなだから体内の電解質バランスが崩れて足が攣るのだ。バカめ。暑さで汗が噴き出しまくり自分でも汗臭い。最低だ。雨でも降ってくれれば誤魔化せるのだが。

呪い5の話。

その後、だいぶ休んだのだが立ち上がろうとすると攣りそうになり帰れない(涙)。30分ほど休んで殿とつかさんを車で送ろうと車に乗ると、搭乗しようとした筋肉の動きで右足を攣った。狭い車内空間では足を伸ばしたりかかとを伸ばしたりもできず地獄のような苦しみを10分間くらい味わった。本当に味わった。マジで味わった。死ぬかと思った。もう我慢するしかなく脂汗が流れたがすでに汗でぐしょぐしょなので大した影響もなかった。仮の話だが運転中に足が攣って事故って歯科医師二人をどうにかしてしまったとしたらボクは一生ただ働きだなと妄想していた。こういう所はやはり人生、職業に貴賤は無いというが貴賤は無いにせよ責任の過多はあると思うぞ。

呪い6の話。

炎天下のキャッチャー演技は体に大ダメージを負わせていたらしく、帰ってからシャワーを浴びて旨いもの食ってレンジで石焼ビビンパ冷凍食品を温めたらビビンパ忘れて眠ってしまった。それほどに疲れていた。起きたら右足のふくらはぎが痛い。攣りそうになった太ももはノーダメージで逃げ切ったが、車での攣りが原因でダメージはしっかりと負ってしまった。西武ライオンズの第3のでぶ、渡部健人と同じ名誉の(名誉の?)右足の負傷に少し因縁めいたものを感じるものがあった。てかさ中村も渡部も山川もいないライオンズの打線はヤバくね?別に負けても弱くてもそういうときもあるさ、とは思うけどさ。(´~`)

結論と考察。

太ると体力とやる気が減退する。少しやせた方が良い。キャッチャーは大変なので5回ぐらいで代わった方が良い、疲労の自覚がなくても。キャッチャーやると打撃に影響が出るから打ちたい人は極力避けた方が良い。1点差の試合に勝つとシビれる。足が攣りそうになると無様な恰好を晒すことになるので恥ずかしい。

以上だろうか。まあ野球はやってみるとやはり楽しい。下手とか上手いとはとりあえず置いておいて。殿のオファーに感謝する。

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