甲子園開幕

仕事をしながらなるべく観てます甲子園。

お盆過ぎまで練習がなくて良かったような、ちょっと練習したかったような複雑な心境に、甲子園観てるとなります。

英明と智辯の試合が競り合いで凄く面白かった。他の試合も面白かったけど、やっぱりどっちが勝つのかわからない試合が面白い。

試合を観てて思うのはあれだけ練習してきてる高校球児でもアウトカウント間違えたプレーをしたり、ミラーズでもやらない暴投をしたりするのをみると、大舞台ではみんな普段通りに出来ないんだなということ。

常連校と初出場校との違いは大舞台で普段通りに自分の力を出す術を持っているか否かの違いかなと思った。何気ないのだがプレーが落ち着いている。場数の違いなのか、伝統の引き継ぎなのか、彼らは大舞台で普段通りの力をスムーズに出す能力に長けているように見えた。

そして流れというものがやはりあるなと言う印象だ。よっぽどの事がない限りそれぞれにチャンスは必ず訪れる。その時に点を取れるかどうか、まとめて取れるかどうかで試合の結果を左右するシビアな世界を何度も垣間見た。

英明と智辯も9回のピッチャー交代を満塁になる前にやっていたら恐らく英明が逃げ切っていた気がする。あそこで勝ちきれず押し出し同点にしてしまった事で先攻の英明には苦しい展開となった。

にしても延長のシステムは後攻のチームに有利すぎる気もする。もちろん先攻が大量得点すると後攻にはプレッシャーをかけられるが、後攻は何点取れば勝てるか正解がわかっているのがシステム的に有利すぎる。先攻は何点取れば勝てるのかがわからないので、その時点で戦術的自由度が全く違う。

スクイズの有効度が桁違いだからだ。延長戦はスクイズ禁止にしないと公平性が保たれないなぁと英明、智辯戦を観てて思いました。

あとせっかくのクーリングタイムが一日でほぼ反古にされてて笑えたw

みんなベンチに座ってね?過度に筋肉を冷やすとその後のリブートが難しく足つったりするのをどうやら初日で看破したようでそこらへんみんな慎重になってるっぽいのが面白かった。今日はあんまり日差しがなかったから初日とは違うけどね。

中途半端に休むのも良いんだか悪いんだかわからないよね。身体の臨戦態勢が解かれちゃうからまたMAXの力を出すのが難しくなる。あの人たちは一試合なら充分持つだけの体力があるから休憩無しにやらせた方がパフォーマンスを発揮しそう。その代わりクーリングタイムじゃなくてユニフォームにクーリンググッズを内蔵する許可をだした方が良い気がする、真夏の甲子園に拘るなら。ボクは個人的にはバカじゃねーの、ドーム開催にしろよと思ってるドライ派ですが、小さい頃から野球ばっかりやってきた野球狂いの人達はたぶん炎天下の真夏の甲子園にもうどうしようもない憧れというか理想郷を持っててドーム開催じゃ「そんなの甲子園じゃないやい!」とか言うわけですよ。バカじゃないの?と思いますがたぶんそれが真実です。

なのでバカに何を言っても無駄なので好きにさせてあげて、なおかつ何とかするためには

1.ユニフォームになんらかの冷却システムをつける
2.甲子園のグラウンドをアクリル板で囲い16度位の冷却空気で満たし、ホームランが出るときだけアクリル板が沈下してホームランになったあと、アクリル板がシャキン!と競り上がってグラウンドの冷却再開。
3.水をのみたくなったら右手を口に持っていって水をのみたいモーションをするとキンキンに冷えたペットボトルがどこからか飛んできて給水でき、飲み終わりそれを投げ捨てるとどこからかボールボーイが飛んできてそれを拾って去っていく黒子システム。

ぐらいのシステムがあっても良いと思う。

甲子園を観てて思ったのは、もう少しだけ真面目に練習しようかなと言うこと。ボクもあの人たちみたいに野球はやってみたいし出来ないことはもうわかっているけど、やっぱりね、もう少しやりたいじゃん?

送球をちゃんと一塁に送るとか、ショートで後ろに下がりながらボールに追い付き送球するとか、キャッチャーの捕球のしかたとか、ピッチャーの投げ方とかみてて自分に足りないものが色々あるな(むしろ足りてるものが何かあるのか!?という突っ込みはあえて無視するが)と。凄くそういう意味で面白く観ている甲子園。

不思議なことに、甲子園を観てるときはホームランじゃなくてタイムリーに興奮する。自分で自分の事がもう良くわからない。負けたら終わりの戦いで繋ぐことの大切さを自分なりに感じているのだとしたら案外まともな野球感を持っているのかもしれないな、とホッとする。

この時期は、まあプロ野球より高校野球でしょ。

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