カメラマンと野球

今日は仕事でカメラマンとして働いてきた。と言ってもお客さんに頼まれて仕事風景を1日撮影してきただけなのだが技術レベルが足りないなかでの撮影なのでまあ疲れた。

最後の集合写真を夕方光量が少ないなかブレずに明るく構図を考えて撮影するのは大変だったけど及第点のものが撮れて嬉しかった。

技術的なことではなく、みなさんが良い表情をしていてそれぞれの笑顔をカメラに向けてくれていた一瞬が切り取れていたのが嬉しかった。12人の表情がとても柔らかく笑顔でらしさがあふれていたから。

休日に急に頼まれた仕事だったけどなんだか報われた気がした。そして去年購入したR7もなんとか使えるようになってきたのが嬉しい。

撮影の仕事は基本プロに任せる。腕の無い素人が頑張って撮影したものなど、その道のプロからしたらゴミのようなものなのを知ってるから基本プロの仕事に任せるに限るのだが、予算の関係や予定の関係で代理で撮影するスキルは持っておきたい。

そして繰り返せば素人なりに何かしらの吸収と成長があるのは野球で実感しているのでトライして損はない。

そんなことを思っていたらミラーズラインに歯科医師会全国野球大会の写真があがっていた。カメラ繋がりで軽く少しみてみたけど、ボクなんかよりまあ凄い腕で撮影されてる野球の写真がずらずら並んでいた。

キャップと監督は写真に関してやはり別格のようだ。

ボクの場合、機材がAPS-CのCMOSでレンズもコスパの良い物を使ってるから限度があるとはいえ、マニュアル撮影で修行を続けているので頭の中ではISO感度、シャッター速度、被写界深度によるボケみ、絞り&開放時の写りの明るさとシャープさの違いを意識して撮影してはいるので意図をもって写真を撮るように頑張っていて、その成果は少しずつではあるが出ていると自分を納得させている。

フルサイズで描写力のあるレンズを買わないと到達できない世界があるとしても、基礎として当たり前に出来るレベルを上げておけば現設備で充分ボクの用途は賄える。

仕事でも野球でもそうだけど、基礎は大切。仕事をしてても野球をしててもそれは感じる。そして基礎を疎かにすると先に進めなくなって到達点が低くなる。

そして往々にして基礎は地道でつまらない反復でしか養えない事が多い。つまらないからとそこから逃げて面白いことだけやろうとしても基礎がスカスカだと積み上げても崩れてしまう。そして行き詰まってしまう。

ボクの場合、ホームランプロジェクトがそれに近い。行き詰まってはないが野球の基礎、スイングの基礎が足りないので積み上げが実に亀の歩みのように遅い。積み上げの上で出来るようになるホームランが近いようで遠いのはそのせいだと思っている。

だから仕事で今後活きるであろう写真撮影は雑に難しいこと、やりたいことを先行してやるのではなく、地味な基礎を体に染み付く感じで叩き込みたいのだ。

とりあえず次の撮影はデンタルカップ最終戦になると思うので地味な基礎トレを試合でやろうと思う。写真を撮るのはただのサービス精神故の事だが、それはボクの場合、仕事にも活きる一粒で二度美味しい行為でもある。

いまだに野球をやっている人を撮影する良い構図というものがわかってないのでバッターボックスの人物をどう切り取るか。全身?半身?などと考えながら撮影するうちにシャッターチャンスを逃す日々なのだが、まあやっているうちに少しずつわかってくるだろうと楽観している。

個人的には透明感のある色のりが良い躍動感のある写真が撮りたいのだが、どうもボクが撮るとフィルター越しに撮った様な印象がある。瑞々しさが弱い、というかノイズ感がある。ISOが高すぎるのだろうか?ホワイトバランスがおかしいのか?

わからんが、まあわからんうちが楽しいのかもしれない。

ホームランも90m級のグラウンドで打てるようになろうとしている間がもしかして一番楽しいのかもしれない。修得しようと足掻いてる時は色々工夫するしね。打てるようになっちゃったらあとは確率と飛距離を伸ばすだけだし。0が1になった時のカタルシスは越えられないというか、、、。

てかホームラン打てるようになってから考えれば良い事を今考えるだけ無駄、か。

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